German private purchased flying jacket (motorcycle jacket)

9月 26, 2018

German private purchased flying jacket (motorcycle jacket)

1940年代のドイツ製造モーターサイクルジャケット。

大戦当時これらの民生品のジャケットの多くが、ドイツ空軍ルフトヴァッフェによってフライトジャケットへ転用され使用されていました。

いわゆるカナールジャケット等の防寒用飛行服はもともとフライトジャケットとして軍によって生産されたものですが、こうした軽量の飛行用ジャケットはドイツ本国製や占領地フランスなどのモーターサイクルジャケットを流用し使用しました。

購入は私費であったり支給される場合もあるようです。これらプライベートジャケットに、アドラーや肩の階級章などを取り付け使用しましたが、現在そのような来歴の残るオリジナルが見つかりことは少ないです。マテリアルは一度ブラックに塗装されたと思われるホースハイドが使用されています。着丈の長いスタイル、肉厚のホースハイドが使用されたタイプは現存数少なく大変希少です。

製造ロットやメーカーによって細かなヴァージョンがございます。ライニングはコットンではないかと思われます。袖の内側やインナーポケットの付近に当時の補修がなされています。フロントはジッパーでOPTIが使用されています。ポケットにもすべてジッパーが使用されています。ボールジップ形状ですが、手の込んだ作りになっています。フロントと袖はドットボタンにて開閉できます。後部にはサイズアジャスターが付き、ストラップと金具が使用されます。

ホースハイドは堅牢さを維持しています。やや黒みがかった艶のあるレザー。各所に汚れがあるものの素晴らしいコンディションとなっています。ライニングにはラベルの痕が見て取れます。右の袖に小穴、背中に補修痕、背中に傷などございますが着用に支障はありません。

サイズ　42-44程度肩幅　48cm 身幅　59cm 着丈　67cm 袖丈　63cm

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